引込み香

【English】
Flavour-in-the–mouth (literally, intaken smell”), retronasal aroma(s)

約5mlの清酒を口に含み、舌の上にまんべんなく行き渡るようにすると同時に唇を細めに開けて、空気を吸い込みながら口中を移動させると、呼気とともに清酒の香りが鼻腔に達する。このとき感じる香りを引込み香または口中香、含み香という。

引込み香は口中にとどめておく時間によって異なるが2~3秒くらいが適当とされている。清酒の官能判定において、上立香と引込み香の印象がほぼ一緒である場合は香りのバランスが良いとされる。