グルコアミラーゼ

【English】
Glucoamylase

澱粉を非還元性末端からグルコース(β型)単位で逐次分解を行うエキソ型酵素のことである。アミログルコシダーゼ・グルクアミラーゼ・S-アミラーゼ・糖化(型)アミラーゼ・澱粉糖化酵素と同じ。もっぱら微生物により生産される。

多くのものは澱粉のα-1,4-グルコシド結合のみならずα-1,6-グルコシド結合にも作用することができるので分解限界が高く、例えばRhizopus属由来の酵素のように澱粉を100%近くグルコースに分解するものもある。

本酵素の測定は、共存するα-アミラーゼの影響をできる限り少なくした条件で酵素液と基質である澱粉を反応させ、生成するグルコース量を定量することにより行われる。

酒造用のグルコアミラーゼ力価は、通常100~300mgグルコース/g麹/hrである。

清酒蛋白混濁(蛋白質による濁り)の本体は、本酵素であるとされている。