きょうかい10号酵母

【English】
Association Yeast No.10 (Kyōkai No.10)

1952年に小川らによって東北6県の酒造場のから分離された酵母のうち、特に性質が勝れたものを1958年頃から、茨城県食品試験場ならびに明利酒類株式会社で製造販売されたものが、1977年より醸造協会からきょうかい10号酵母として頒布され現在に至る。別名は明利小川酵母。醪の経過は低温長期型が望ましく、酸の生産が少なく、吟醸香が高い特徴を持つ。これらの特徴から、吟醸酒純米酒に向いているとされる。