灘の生一本

【English】
“Pure Nada Sake”; Nada no Ki-ippon

「灘の生一本」は、清酒のうちでも最も優秀な清酒を表す語として、古くから用いられてきた。酒の男性的な風味は、生一本という語感とぴったり一致し、灘酒の愛好家である江戸の人々の気性にも良く合い、いつとはなく人々の評判になり世に知れ渡ったものと思われる。

その語意については諸説あるが、元々は「灘で生まれ育った生粋の混じりけのない酒(原酒)」という表現が当を得ているようである。1940年に清酒の成分規格が設定され、市販酒は原酒を加水して規格調整を行ったうえで出荷されるようになり、現在では、灘五郷の単一の製造場のみで醸造した純米酒を「灘の生一本」と呼ぶようになった。

2011年から灘酒研究会に加盟するメーカーで「灘の生一本」の統一ラベルを作り、各社の特徴と個性を出した灘の生一本の商品シリーズを発売している。2015年現在の加盟銘柄は大関、菊正宗、剣菱、櫻正宗、沢の鶴、道灌、日本盛、白鹿、白鶴の9銘柄である。

灘の生一本

灘の生一本