酒袋

【English】
“Sake bag” for pressing

を入れて酒を搾るのに用いる5~9ℓ容の袋であり、を使用した上槽に用いられる。上槽終了時には、酒袋に残った酒粕を取出す。古くは木綿の太糸を荒めに織った袋を使用したが、近年はナイロン、テビロン、テトロンなどの化学繊維のものができ、丈夫で手入れが簡単であり、酒粕離れ(酒袋からの酒粕の分離しやすさ)がよい。現在では自動醪圧搾機が普及したため、酒袋を用いて上槽する酒蔵は少なくなってきている。

大吟醸など高級酒で行う袋吊りで使用する布製の袋も広義の酒袋に含まれる。形状も材質も槽で使用する酒袋とは異なり、一般的なものは、綿製で幅が27cm、長さ85cmの封筒状である。

酒袋1

酒袋1

酒袋2

酒袋2